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ロメル・ルカク ~NEXT・ドログバ~

第二十二回
ロメル・メナマ・ルカク
1993/5/13 ベルギー(代表キャップ20試合・3得点)
191cm 98kg
ウエスト・ブロムウィッチ・アルビオン(WBA)所属
ロメル・ルカク.png

第二十二回はこの人。
またもベルギー代表からロメル・ルカク!
本当にベルギー代表は確変状態が止まらない。
一気に才能の坩堝になってしまった。

ルカクはコンゴ民主共和国にルーツを持つが国籍はベルギー。
生粋のチェルシーFCファンで、
ディディエ・ドログバニコラ・アネルカのポスターを部屋に飾っている。
現在はそのチェルシーからWBAへ武者修行でレンタルされている。

レンタル移籍先のWBAでの活躍、もうご存知だろう。
移籍初年度、しかも20歳、とてもじゃないが信じられない。
まだまだ才能の片鱗しか見せていないとはいうものの、
これまで35試合に出場し17得点4アシスト
見事の一言に尽きる。

その風貌、プレースタイル、まさしくドログバだ。
ドログバよりも瞬発力には欠けるが、
フィジカルの強さでは互角レベルで、
何よりルカクはまだ20歳だ。
ドリブルも決して細かいテクニックはないが、
とにかく球際の強さが異常で、
身体能力にものを言わせたスピードが異常だ。
スピードに緩急をつけるだけで、重戦車のように突破し、
ゴールネットに唸りを上げるシュートを突き刺して吠える。
まさにピッチ上に入り込んだ猛獣だ。

また大柄の選手に似つかわしくないポジショニングの良さも彼の特長だ。
いくらフィジカルが強くとも、
自由にボールを受けられるポジションに、
ドスドスと歩いて陣取り、
味方が前を向いた瞬間にマークを外し、
一旦ポストプレーではたいてから外からのクロスに豪快に合わせるのが得意だ。

つい先日のマンU戦でも、
自身3点目はまさにルカクのゴール前の強さを表した一点だった。
決してエレガントではないが、
どんな形であれゴールにしてしまう所にストライカーらしさが凝縮している。

途中出場ながら3点を決めたルカクは実にあっぱれだった。
ファーガソン監督にとっては最後の試合があれというのは、
非常に後味は悪いが(最高で3点差あったのを後半だけで追いつかれた)、
ルカクにとっては非常に収穫の多い1戦だったに違いない。

ルカクの弱点は、大柄選手の例に違えず細かいパスサッカーを苦手とする所だ。
これは自分達のサッカーだけでなく、
相手にやられても順応が難しい。
足元の技術もあるにはあるが、
足元でのプレーばかりを強要されるとルカクの魅力は半減してしまうだろう。
多少敵を背負わせてもいいから、
なるべくルカクの上背を活かしたハイボール構成でこそ、
彼の真髄が見られるのだ。

来季についてはまだあまり情報は入ってきていないが、
WBAへのレンタルだったこの一年は、
両クラブにとってもルカク本人にとっても、
非常に良いものだったと思う。
飛躍の一年を経て、来季どのような活躍をまた見せてくれるのか、
はたまたベルギー代表としてもどんな化学反応を見せてくれるのか、
実に楽しみでならない。

■ロメル・ルカク
スピード      |★★★★★★★★☆☆ 8
持久力      |★★★★★★☆☆☆☆ 6
フィジカル   |★★★★★★★★★★ 10
得点力     |★★★★★★★★★☆ 9
突破力     |★★★★★★★☆☆☆ 7
守備力     |★★★★★☆☆☆☆☆ 5
創造性    |★★★★★★☆☆☆☆ 6
メンタル    |★★★★★★★☆☆☆ 7
※ポテンシャル |★★★★★★★★★★ 10
伸びしろ     |★★★★★★★★★☆ 9

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