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マルアン・フェライニ ~現役最高のセントラルハーフ~

第12回
マルアン・フェライニ=バッキウィ
1987/11/22 ベルギー(代表キャップ37試合・5得点)・モロッコ
194cm 85kg
エバートンFC所属
マルアン・フェライニ.png

今回の記事を書くのは本当に楽しみで仕方がなかった。
筆者が個人的に最も好きなMF選手を紹介できるからである。
今黄金世代が台東しているベルギー代表のMF、フェライニだ。


まずは写真を見てお分かりの通り、
実に見事なアフロヘアーがトレードマークの彼だが、
そのヘアスタイルもさることながら、プレーも凄い。
194cmという身長鋼の肉体に加え、
超絶的に柔軟なボールテクニックが融合し、
その佇まいはまさに異彩別格
ビッグマンの愛称でエバートンサポーターから絶大な支持を集める。

ルーツをほんのすこしだけ紹介すると、
両親はモロッコで生まれ、フェライニが生まれる前にベルギーに移り住んだ。
父はモロッコのラジャ・カサブランカの名GKだった。

マルアンは幼少期からベルギーの名門RSCアンデルレヒトや
(日本代表の川島が現在所属する)スタンダージュリエージュのユース等の
いくつかの下部組織でプレーした後、
2006年に同クラブのトップチームデビューを果たす。
64試合に出場し9得点をあげ、
その活躍と将来性にかねてから興味を示していた
プレミアリーグのエバートンが、2008年に
同クラブ史上最高額となる
1500万ポンド(日本円で約21億円)の移籍金で獲得した
この額は当時、ベルギー選手としても過去最高額の移籍額として大きな話題となった。
(後に、チェルシーのアザールが39億円で塗り替える)

エバートンに移ったフェライニは、瞬く間にレギュラーとして君臨し、
ピッチ上で抜群の存在感を放つようになる。
プレーはダイナミックかつエレガントで、
攻撃も守備もまさに規格外のスケール
筆者を含む観る者を魅了するにしまくった。
ボランチでもトップ下でもどちらでも完璧にこなす事が出来、
典型的なカウンターサッカーを信条とするエバートンの名実ともに「大黒柱」となった。

フェライニがいるエリアに浮き球を上げるのは自殺行為だ」(マンU陣営)、
アフロヘアーを引っ張らないと彼は止められない」(チームメイト、ジャギエルカ)
と冗談交じりに周囲が語る。
フェライニのプレーを見ていると、不思議にもこれが冗談に聞こえない。

彼の弱点は見当たらないが、昨年12月の頭突き騒動のように、
フラストレーションを溜め込み、それが行動に出てしまうのはマイナス点だ。

元々スケールの大きなプレーが売りなだけに、
審判も彼にはシビアになるという点では不運ではあるのだが。
(悪質なファールで倒されて流血しても、
 相手にファウルをとって貰えないシーンも何度かあった)
不用意なダイブをしてシミュレーションのカードを貰うよりは、
よっぽどスポーツマンシップには
準じていると個人的には思うのだが、
時折可哀想に見えるほど審判は彼が受けるファウルに笛を鳴らさないのだ。


エバートンで確固たる地位を気付いたフェライニだが、
彼を欲しがるクラブは毎年後を絶たない。
そして今年は、あのチェルシーが、
今期限りで退団が噂されるフランク・ランパードの後釜として、
フェライニの獲得をすると噂されているのだ。それも大金を用意して。
個人的にチェルシーは金満クラブではあるがスカウト陣は非常に優秀で、
選手を見る目も確かだと確信している。
ランパードの後継者としてフェライニを獲得するのであれば、実に見事な人選だろう。

また、マンUの次期監督に就任する現エバートン監督のディビッド・モイーズ氏が、
マンUにフェライニを引き連れていくのではないか、とも噂されている。
モイーズ氏に替わるのが7/1。
プレミアリーグのシーズン終了が5月下旬なので、
移籍市場真っ只中、十二分に有り得る話だ。
もしマンUに加わった場合、
またモイーズ監督は豊富なタレントとフェライニをどう使うのか非常に興味がある。
選手層の厚さを有効的に活かすべく、ローテーションシステムを用いていた、
サー・アレックス・ファーガソンを踏襲するのかそれとも・・・?

かくにも、個人的には、フェライニはビッグクラブでプレーすべき選手だと思っているし、
そこでも獅子奮迅の活躍をして、歴史に名を残す人物だと思っている。
その為、移籍が実現するのは大賛成だ。

またこれは余談になるが、
エバートンは独自の募金活動を行なっており、
25000ポンドの目標金額に達したら自慢のアフロを銀色にする、
といった大胆な広報活動にも参加している。
あのフェライニのアフロが銀色に!?

とにかく、筆者はこのフェライニが好きで好きでたまらない訳だが、
フェライニだけでなく、ベルギー代表にも是非注目してもらいたい。
近年優秀なタレントが次々に誕生し、
欧州でもトップクラスの充実度を誇っているのだ。
ただでさえ脇道に逸れがちな最近の傾向を懸念して、
今回はここまでにするが、
興味がある方は是非「ベルギー代表」で検索して頂きたい。

■マルアン・フェライニ
スピード    |★★★★★★★★☆☆ 8
持久力     |★★★★★★★★☆☆ 8
フィジカル   |★★★★★★★★★★ 10
得点力     |★★★★★★★★★☆ 9
突破力     |★★★★★★★★☆☆ 8
守備力     |★★★★★★★★★☆ 9
メンタル     |★★★★★★★☆☆☆ 7
ポテンシャル |★★★★★★★★★★ 10
伸びしろ    |★★★★★★★☆☆☆ 7

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見る目ねえなあwwww
by お名前(必須) (2014-04-17 19:34) 

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サッカー選手の評価をやめた方がいいレベル。
by お名前(必須) (2014-11-14 09:50) 

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