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エリック・ラメラ ~左利きのシンデレラ・ボーイ~

第五回
エリック・ラメラ
1992/3/25 アルゼンチン(代表キャップ1試合・0得点)
183cm 73kg
ASローマ所属

エリック・ラメラ.png

若手の器用に積極的なゼーマン監督の下で、その高い攻撃センスが開花した左利きの大器。
ローマの象徴でもあるフランチェスコ・トッティの後継者として、
その地盤を順調に固めている。
彼の最大の特徴は、広い視野と攻撃のタクトを振るその牽引力だ。
ローマの強力なタレント=味方を活かす為に自分が何をすべきなのか、
常に考えながら動き、常に前を向いてプレーすることを心掛けている。
ラメラがボールを持つと前線の選手だけでなく、
後方からのビルドアップも一気に加わる。
既にチームメイト達からは、
ラメラからなら的確なボールが来る」「ラメラはボールを失わない
といった絶対的信頼を得ているのだ。
事実、彼が試合中不用意にボールを失うシーンは他の選手に比べて極めて少ない。
ボールトラップ一つにしても、顔を上げながら常に次のプレー次のプレーと、
とにかく攻撃に対する意識の切り替えが素晴らしいのだ。


そういったプレー一つ一つを取っても、
あるいはその精悍な顔立ちからも、本当にトッティと似ている。

トッティ自身も、ラメラを信頼しており、二人は実に良い関係になっている。
1人でローマを背負ってきた彼にとって、
後継者とも言える有望な若者が現れた事に対して、
安堵し、そして頼もしく思っているのだろう。

またラメラは、ローマ入団当時から、
家族全員でイタリアのローマに移り住み、恋人ヘレーロも帯同させている。
この事からも、本人がローマで成功するんだという覚悟と、
何よりクラブ側の全面的な受け入れ体制を見てもその本気度が伺える。
「トッティが引退したらローマはどうなってしまうのか・・・」
そんな心配は、もはや遠い昔の杞憂に終わりそうだ。

■エリック・ラメラ
スピード    |★★★★★★★☆☆☆ 7
持久力     |★★★★★★★★☆☆ 8
フィジカル   |★★★★★★★★☆☆ 8
得点力     |★★★★★★★☆☆☆ 7
突破力     |★★★★★★★☆☆☆ 7
守備力     |★★★★★★★☆☆☆ 7
メンタル     |★★★★★★★★☆☆ 8
※ポテンシャル|★★★★★★★★☆☆ 8
伸びしろ    |★★★★★★★★☆☆ 8
※伸びしろではなく、選手能力の絶対値(完成された場合の総合力期待値)を表す。

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